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広島県三原市の複合型ふくし拠点

2022.11.07
  • お知らせ
暮らりのインターンを卒業しました!

2022年4月から10月までの半年間、暮らりのインターンとして参画してくれた、まいまい(宮迫舞花)が暮らりを卒業しました。暮らりでの体験記を記してくださったのでぜひご覧ください。

 

暮らりインターン生の宮迫舞花です。暮らりオープン時から約半年間、暮らりが地域の人にとってのコミュニケーションの場となるようにと場づくりの活動を行ってきました。 

  • インターンに参加した理由 

もともと地域づくりに関心があり、大学休学期間中にどこかの地域に移住し地域づくりに参加できないかと探していたところ、暮らりのインターン募集を目にしました。私自身、福祉関係の学部ではなく、福祉やデイサービスにも興味がありませんでした。しかし、地域づくりに無縁だと思っていたデイサービス施設が地域のハブとなるような場づくりを行うということに惹かれ、大分から縁もゆかりも無い広島県三原市に短期移住することとなりました。 

  • 外壁塗装のワークショップ 

始めて行った活動は暮らり建物の外壁塗装ワークショップで、暮らりがオープンしてまだ間もない5月に開催しました 

近所の子連れの方たちが数名来てくださり、総勢10名ほどで塗装を行いました。ワークショップ中子供たちはじゃれ合い、お母さんたちは井戸端会議で盛り上がるといった場面が多々見られ地域の方同士の交流の場となっていました。 

暮らり建物の修繕に関わってもらうことで、ただ“なんとなく知っている施設”という認識から“自分が関わったことのある身近な場所”という認識に変わってくれていると嬉しいです。

  • 暮らりの八百屋 

橋本さん(暮らりの経営者)と日常的な交流の場となるような取り組みが何かできないかと議論した結果、 “八百屋を暮らりの玄関先で始めることになりました。

“暮らりの八百屋”は3畳ほどの小さな八百屋で、毎週金曜日の11時から16時までオープンしており、主に三原の野菜や果物、施設で作ったドリンクなどを販売しています。今後はどのように運営していくか検討中です。ぜひご意見くださると嬉しいです。

暮らりが大切にしているのは「日常」です。日々の変わらない活動を通して、利用者の身体機能が向上したり、症状の進行が緩やかになったり。この考え方は場づくりにおいても大切なことだと学びました。決まった場所、決まった時間に決まったことをする、つまり八百屋を開くことにより、定期的に交流ができるコミュニティースペースとしての役割や何かあった時にすぐに相談できる窓口的な役割を担うことができたような気がします。 

毎週八百屋を開いていると、頻繁に来てくださる方々も見られました。近くの買い物ついでや散歩ついでに来て下さる方、公園や児童館のような感覚であそびに来て下さる子連れの方など年齢層も来る理由も様々な地域の方たちが足を運んで下さいました。買ったものを孫や近所に配る方もいらっしゃり、八百屋に行った後もコミュニケーションが生まれるというのはとても面白いと感じました。中には、私とのおしゃべりを楽しみに来たという方もいて、場づくりをしている側の私が地域の方に居場所をもらった気持ちになりました。

また、デイサービス施設の利用者さんも八百屋に顔を出して下さり、店番を一緒にすることもありました。八百屋に遊びに来た子どもたちのはしゃいでいる姿をみて笑顔が増えたり、時には子どもたちと一緒に遊んだりという場面がよく見られました。利用者さんも子どもたちの姿に励まされ、子どもたちも近所のおばあちゃんおじいちゃんができて楽しそうで、お互いが良い影響を与えていたのではないかと思います。 

このように介護や福祉関係なく八百屋に来てくださる方たちがほとんどでしたが、中には親族や近所の方の介護相談をしに八百屋に来られる方もいらっしゃり、最終的には入居を決断してくださったというケースもありました。介護の相談は日常生活でする機会が少なく、一人で考え込んでしまう方も少なくないと思いますが、相談のハードルを下げることができたのではないかと感じました。 

  • カレー食堂 

半年のインターン期間で多くの地域の方にお世話になりました。その感謝を伝えたいと思い、インターン最終日には地域の人に向けた一夜限りのカレー食堂を開きました。総勢50名以上の方が来てくださり、子どもも大人の方もいい表情でカレーを頬張っていました。テーブルの周りでは子供たちがはしゃぎ、それをみんなで微笑ましく見守るといった場面が多々あり、「子ども会」の行事のようなほっこりした雰囲気がありました。来てくださった方から「賑やかで素敵な空間だね」、「定期開催して欲しい」というようなお声を頂き、暮らりが目指している、地域のハブとなる場所になっている気がしました。 

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最後に 

この半年間のインターンを通して、三原は私にとって帰りたいと思える場所になりました。それは今まで関わってくださった地域の方々の温かさのおかげです。観光で訪れるだけでは得ることのできない貴重な体験をさせていただき、心から感謝しています。約半年間、本当にありがとうございました。 

暮らりインターン 宮迫舞花 

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