広島県三原市の複合型ふくし拠点
この度、弊社の社外取締役に高木雅之氏が就任したことを報告します。
現在、高木氏は、県立広島大学保健福祉学部作業療法学科(准教授)で教鞭をとられています。
弊社とは、①研究活動のサポート、②ケアの質の維持・向上を目的とした外部監査機能、③学生との連携に関して協働をしていきます。
実績及びメッセージ
これまで、だれもが生涯を通じて、生きがいをもって活躍できる地域づくりを進めてきました。特に、一人一人のしたいことが中心にある居場所づくりに関心があります。2013年からは、だれもがものづくりを楽しめる場所を地域に創出するために、ものづくり工房「作ら(さくら)」を立ち上げ、活動しています。これまで三原市内外の5カ所に住民主体のものづくり拠点を立ち上げました。
2019年からはeスポーツとまちづくりにも取り組んでいます。三原が、eスポーツを通じて人々が可能性を発揮できるまちになるように、eスポーツの効果を探る研究や講演活動を行っています。
博士課程の研究では、生きがいづくりのためのツール「活動日記」を開発し、それを活用したプログラムの効果を検証しました。2021年には、その研究成果が認められ、学術誌「作業療法」第39巻最優秀論文賞を受賞しました。
2020年からは日本作業科学研究会理事兼学術誌副編集長に就任し、日本の作業科学研究の発展に尽力しています。作業科学は、私たちが日々行っていること(=作業)を研究する学問です。人が日々の作業を行うことで成長し、よりよい地域が作られていく世の中を目指しています。
暮らりが、一人一人のしたいことが花開き、みんなが笑顔に、そして元気になれる場所になるように、尽力していきたいと思っています。